2010年5月25日火曜日

『おっぱいバレー』〜映画と町の可能性

関西時代の役者友達も何人か出ているのを知っていたので劇場で観るのを楽しみにしていたのだが、観そびれてしまい、ようやく自宅でDVDで観る事が出来た。
町並みと懐かしいフォークソングが見事に溶け込み綴られた清々しい青春群像。
綾瀬はるかの爽やかな演技が好感的だった。

本作を観ていると、ロケ地の大切さ、地域との密着…。技術優先の昨今の映画において、本来の映画の持つその人間と人間の関係性の中で育まれて行く大切な何かを感じた。
映画のキャラバン隊が町にやって来ると、その一時、町は大漁の漁船が港に帰って来た時のように活気に溢れる。

最近では、山形などがそうであるように、その町と映画が結びつく事で、ちょっとした小文化が育まれて行く。かつては夕張もそうであったのだが…。

映画と地方文化の関わり、そこから生まれる新しい社会と可能性。

この映画には様々なテイストが隠されているように感じた。

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