物語は最後まで飽きさせない、それでいて決して軽くはなく、お茶の間芝居でありながら心に訴えかけてくる中津留さん独特のタッチ。
良い台詞が随所にあって記憶にとどめた。
男と女なんて決して全てを見せ合っているものではない。見せあわないから上手く行っている。
こんな台詞だっただろうか。
全ての事象を裏表で継ぎ接ぎして行き、どちらが本当なのかわからなくして行くマジックが世の中にはあって、それでこの世は成立しているのではないか?
そんな事を考えた。
このところ今年に入って観た芝居で一番のできだったと思う。
良質の芝居を見る事は少ない。
これはそんな限られた良作の一つだった。
うちの大塚も非常に良いと思った。
ただ、高橋長英さんが最盛期から遠ざかって、老いた感がしたのは残念だった。
俺も明日からいよいよ岐阜入りし、撮入である。
頑張ります。
作・演出:中津留章仁
出演 高橋長英/モト冬樹/山田まりや/龍坐/大塚麻恵/岸田茜
<期間>
2010年9月1日(水)〜2010年9月5日(日)
<開演時間>
9月1日(水) 19:00
9月2日(木) 19:00
9月3日(金) 14:00/19:00
9月4日(土) 14:00
9月5日(日) 14:00
一般:前売5,000円 当日5,500円 学生4,000円 シニア4,500円
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